今回も仕事効率化に役立つアプリを探していたところ、Tree 2(ツリーツー) というアウトラインプロセッサを見つけ、思い切って購入してしまいましたので、早速紹介してきましょう。
日々の作業において、アイデアを体系的にまとめたり、課題を整理したりする際に、この Tree 2 は、シンプルな階層構造を作ってくれるアプリです。
完成形
今回のアプリを使うことにより、頭の中の情報を、すっきり見える化して、手早く意思決定できるようになりましょう。
インストール
Tree 2 の購入は、Mac App Store から簡単にできます。仕事効率化ジャンルで有料の1,000円で販売されています。思い切って(本当は1ヶ月くらい迷いました)ポチッとして、インストールが完了したら起動しましょう。
使い方
まずは名称未設定という新しいウィンドウが開くと思います。何も表示されない場合には、Tree2のメニューバーのファイルから、新規ウィンドウをクリックして開いてください。
シンプルイズベストです。ザーッと、ウィンドウ画面の構成を見てみましょう。
上部のボタンがたくさんあるところがツールバーになります。その下の空白の部分は、文字を打ち込む入力メイン画面となります。
では早速、使っていきましょう。
入力メインの左上の項目に、適当に課題1と打ち込みましょう。入力したらリターンキーは押さすに、ツールバーの下位項目の追加ボタンをクリックしてみます。
リターンキーを押すと、下の行に新しい項目が追加されてしまいます。誤って追加してまったも大丈夫、対象をクリックして選択して、ツールバーの項目の削除をクリックすると消えます。
課題1の右側(階層上は下位)に新しい項目が追加されました。
Tree 2 において、左側列が階層のトップレベルに位置づけられており、右側列(下位)に向かって項目を追加していくことにより、階層を作ることができます。この横側に自由に階層をどんどん伸ばせていくところが、Tree2 の特色だと思います。
では適当に対応策1と入力して、ツールバーの項目の追加ボタンをクリックしてみましょう。
対応策1の下に新しい項目が現れました。
対応策2と入力してみましょう。さらにツールバーの項目の追加をクリックしてみましょう。
対応策2の下に新しい項目ができました。対応策3と入力しておきましょう。
さらに下層を作ってみましょう。対応策1を選択して、ツールバーの下位項目の追加ボタンをクリックします。
対応策1の右側に新しい項目が現れました。
メリットと入力して、リターンキーを押してみましょう。
メリットの下に新しい項目が現れました。
ツールバーの項目の追加ボタンを押さなくても、リターンキーを押すことで、列に対して下に向かって新しい項目を増やすことができます。
新しい項目には、デメリットと入力しておきましょう。
同じように、対応策2でやってみましょう。対応策2を選択して、ツールバーの下位項目の追加ボタンをクリックします。
新しい項目が右に現れました。
メリットと入力して、リターンキーを押して、項目の追加をしましょう。
新しい項目にデメリットと入力しましょう。
次に対応策3を選択します。
対応策3がフォーカスされています。
ツールバーから下位項目追加ボタンをクリックします。
対応策3の右に新しい項目が現れました。
メリットと入力して、リターンキーを押して項目を追加しましょう。
新しい項目がメリットの下に現れました。
デメリットと入力して完了です。
こんな感じになりました。キレイにツリーになってきましたね。
ノートを使ってみましょう。
対応策1を選択して、ツールバーからノートを編集ボタンをクリックします。
対応策1の直下に入力フィールドが現れました。ここに楽観と入力してみましょう。
こんな感じになります。
同じように、対応策2に普通と入力してみましょう。対応策2を選択して、ツールーバーからノートを編集するをクリックします。
こんな感じになりました。
次に対応策3に悲観と追加してみましょう。対応策3を選択して、ツールバーからノートを編集ボタンをクリック、入力フィールドに悲観と入力します。
ノートはこんな感じで追加していきます。項目に対するコメントやメモ、詳細説明や担当者、使い方は様々ありますね。
次にラベルを設定しましょう。
対応策1を選択して、ツールバーのラベルボタンをクリックします。
ラベルには色が選択できます。ここでは青を選択してみましょう。
対応策1の頭にある▶が青くなりました。
つづけて、対応策2のラベルをオレンジにしてみましょう。
対応策2を選択して、ツールバーのラベルボタンをクリック、オレンジを選択します。
ラベルの色がオレンジになりました。
対応策3のラベルの色を赤にしてみましょう。
対応策3を選択して、ツールバーのラベルから赤を選択します。
これでラベルの色設定ができました。
つづけて、フォントの色を変えてみたいと思います。
対応策1のメリットを選択して、ツールバーにあるカラーボタンをクリックします。
別ウィンドウが開、この中あらお好みの色を選ぶことができます。
ここでは、真ん中にある選択肢をクリックして、Apple項目の色選択肢から、ブルーをクリックして選択してみましょう。
メリットがブルーの文字になりました。
つづけて、対応策1のデメリットを選択して、フォントの色を赤くしてみましょう。
デメリットを選択して、ツールバーのカラーボタンをクリック、選択肢からレッドをクリックして選択します。
デメリットが赤文字になりました。
おなじように、対応策2のメリットを青文字に、デメリットを赤文字にしてみましょう。
対応策2のメリットを選択して、ツールバーのカラーボタンをクリック、ブルーをクリックして選択。
対応策2のデメリットを選択して、ツールバーのカラーボタンをクリック、レッドをクリックして選択。
対応策3のメリットとデメリットも色を設定してみましょう。
対応策3のメリットを選択して、ツールバーのカラーボタンをクリック、ブルーをクリックして選択。
対応策3のデメリットを選択して、ツールバーのカラーボタンをクリック、レッドをクリックして選択。
続きまして、フォントの設定をやっておきましょう。
左上の課題1をクリックして選択、ツールバーのフォントボタンをクリックします。
フォントウィンドウが開きます。
標準では、コレクションが日本語、ファミリーはヒラギノ角ゴProN、書体は W3、フォントサイズは 13 のようです。
大きく目立たせたいので、ここではフォントサイズを大きくしてみましょう。
フォントウィンドウのサイズを、24をクリックして選択してみましょう。
課題1のフォントサイズが大きくなりました。
ファイル名を修正しておきましょう。
Tree2ウィンドウの上部にある名称未設定をクリックしてみましょう。
名前に、課題1と入力してみましょう。この名前がファイル名として、書類フォルダ内に保存されます。
今回設定しませんが、タグ情報も設定できそうです。
完成です!
簡単にツリー構造のアウトラインを作ることができました。
便利なショートカット
さて、一歩上を行く使い方を実現するために、キーボードのショートカットを利用した使い方をご紹介しておきたいと思います。
ちょっとした練習で、Tree2 がサクサク使えるようになりますよ。
それでは、新しいウィンドウを開いてみましょう。⌘N(⌘マークのついたコマンドキーとNキーを同時に押します)キーです。
これをアイテム1と入力してみましょう。そして、リターンキーをパチンと押しましょう。
項目が下に追加されたと思います。
アイテム2、リターンキー、アイテム3、リターンキー、アイテム4、リターンキー、アイテム5、リターンキーを続けてみてください。
どうですか、サクサク入力できましたでしょうか。
項目を削除してみましょう。
項目は、キーボードのカーソルキー(↑ ↓ ← →)で移動することができます。
まだ縦の列しかないので、上下にしか移動できませんが、カチカチやってみてください。スムーズに移動できますでしょうか。
アイテム4を削除してみましょう。
カーソルでアイテム4を選択して、デリートキーをパチンと押してください。
アイテム4は削除されました。
つづいて、アイテム5も削除してみましょう。
カーソルキーでアイテム5へ移動して選択してください。デリートキーをパチンと押すと、削除されます。
誤って削除してしまった場合、元に戻したい!という場合は、⌘z キーを押してください。押した回数分だけ戻ります。
つづきまして、アイテム1に下位に項目を追加してみましょう。
カーソルキーでアイテム1へ移動して、選択しましょう。
アイテム1を選択したら、⌘k キーを押してください。
アイテム1の右側に新しい項目が現れるので、サブアイテム1としておきましょう。
サブアイテム1の下に下位項目を作ってみましょう。
サブアイテム1を選択して、⌘k キーを押してください。
サブライテム1の右側に新しく項目が追加されました。ここではサブサブアイテム1としておきましょう。
サブサブアイテム1と同列でサブサブアイテム2を作ってみましょう。
同列なのでリターンキーを押します。
サブサブアイテム2と入力できました。
このサブサブアイテム2を一つ上の列へ移動させてみたいと思います。
サブサブアイテム2を選択して、⌘[ キーを押してみましょう。
サブアイテム1と同列にサブサブアイテム2が移動できました。
サブサブアイテム2を、下位の列に移動させてみましょう。
サブサブアイテム2を選択して、⌘]キーを押してみましょう。
サブサブアイテム1と同列に移動しました。
では、⌘[ キー、⌘]キーを使って、何度も行ったり来たりしてみましょう。簡単ですね!
ご紹介したショートカットをまとめておきましょう。
- 同列に項目を追加する場合は、リターンキーでバンバン増やすことができます。
- ⌘k キーは、現在の列から下位に項目を追加することができます。
- デリートキーは、選択した項目を削除できます。
- ⌘]キー、⌘]キーで、選択した項目を上位へ移動したり、下位へ移動したりできいます。
- 操作を誤った場合は、⌘z キーで元に戻しましょう。
下位項目の追加、同列の項目を追加、削除したり、項目を上位や下位へ移動させたり、遊びながらショートカットを覚えてしまってください。Tree2 を体の一部のようにサクサク使えるようになると、思考を止めなくて良いので気持よく作業ができますよ。
ほか便利機能
ナンバリングを紹介しておきましょう。
下記のようなメモがあったとします。これにナンバリングを追加してみます。
Tree2のメニューバー、表示からナンバリングを表示/隠すをクリックします。
こんな感じにナンバリングされました。階層ごとに表示ルールにもとづきナンバリングされます。書籍みたいに凛々しくなりました。
ナンバリングの設定を覗いてみましょう。
メニューバー、表示から書類のナンバリングを設定… をクリックします。
標準でスタイルが2つ登録されています。先ほどのはリーガルでした。それではハーバードを選択してみましょう。
こんな感じになりました。素敵です。
チェックボックス
次にチェックボックスを紹介しておきます。用途によっては確認に使えると思います。下記のようなメモがあったとします。
メニューバー、表示からチェックボックスを表示/隠す をクリックしてみましょう。
チェックボックスが現れました。ボックスはチェックすることができます。
Todoなどにも使えそうですね。
表示の切り替えもご紹介
表示に関して紹介しておきましょう。
ツールバーの一番左にある表示ボタンの上にある左がリスト表示、右側がツリー表示になります。
ツリー表示は、左(上位)から右(下位)へ、木の枝葉のように、項目要素を階層構造として表現することができます。
リスト表示は、上から下へ、書籍の目次のように、階層構造を表現することができます。
感想
グラフィカルなマインドマップ的なものを使い、一人ブレストみたいなことをしていましたが、なかなかいつもサクッと立ち上げてということができていませんでした。個人的には、とてもサクサク操作できるので、思案まとめに集中できることから、快適になりました。Mac でのお仕事の便利ツールとして使ってみてはいかがでしょうか。
ほか
さて、ここで一旦中締めしました。上記で基本的な利用にあたり、基本的な部分はご紹介できたかと思いますが、細かい設定や機能についてはすべてではありません。下記にメニューバーにある情報を紹介しておきたいと思います。
メニューバー>Tree 2
Tree について バージョン情報ほかを確認できます。
環境設定… いくつか設定画面がありますので、かんたんに紹介します。
一般設定です。
標準では、新しく文書を作る際に、ツリー表示でリッチテキストに設定されています。
英語のみと思われますが、単語のスペルチェックができます。スペルミスの単語には赤い下線が表示されます。単語を選択すると、単語の上に正しい単語の選択肢が表示され、正しいものをクリックすると入力されます。
文法チェックを有効にすると、英文の文法上の誤りを、青い下線で指摘してくれます。
オプションの下の項目(スマート… ほか)は、確認できませんでした。
キーボード設定です。
デリートキー、リターンキー、タブキーの動作をカスタマイズできます。長い文章を入力するのであれば、リターンキーで改行は有効かもしれません。その際、項目追加のショートカットは、⌘リターンキーで対応できいます。
表示設定です。
標準でヘルベチカが設定されています。日本語であればヒラギノが良いかもしれません。変更する場合には、右側の選択… ボタンをクリックしてフォントウィンドウを開き、任意のフォント設定をすると良いと思います。
ナンバリング設定です。
レベルは階層の深さを示します。番号はスタイル。接頭辞はナンバリングの文字や数字の頭に任意の文字を追記できます。接尾辞はナンバリングの文字や数字の後ろに任意の文字を追記できます。
ラベル設定です。
カラーとラベルの設定です。任意で変えることができます。
読み込み/書き出し設定です。
取り扱うテキストエンコーディングです。UTF-8で問題ないと思います。
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書き出す… いくつかの形式で書きだすことができます。
デフォルトはリッチTreeフォーマットになります。ほかツールと互換性を必要とする際には、OPML1.0も良いと思います。文書として出力する場合には Word 2007 フォーマットも良いでしょう。
バージョンを戻す 保存されたスナップショットにさかのぼることができます。
いろいろ作業したら、やっぱり前書いていた状態に戻したい!なんてことがあっても大丈夫。バージョンを戻すを使いたい場合は、こまめに保存するようにしましょう。
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